映画「4デイズ」の感想


映画「4デイズ」の感想ですが、
やはり、「スリーデイズ」よりは良い映画でした。
面白いかと言うと楽しいものでもないですが、
色々考えさせられる映画です。

映画の中の内容は、日本だったら、どうか?
日本だったら、色んな意味で対処出来ないだろうな、、、
中国の尖閣の漁船や船長に対してさえ、あんな対応だし、
竹島問題や北方領土問題などからも、
日本では「4デイズ」の様な事が万一起きたらどうなるのだろうか?
無理だろうな、、、

3月11日のあの地震の時、テレビでは被害者の数さえも把握出来ず不明な時、
アナウンサーは「今のところ、死者の報告は出ていません」、、、的なコメント、
その中で、ヘリコプターからの映像が流れ、
津波が陸地を進んでいる映像を観た時、
私は「数千人はこえるな」と口にし、「もしかしたら、一万人になるかなと」心でつぶやき、
中断された映像を見てそう思った。

その後に放送された沢山の津波の映像を見ると、誰でも被害の大きさを想像出来るけど、初期の映像は上記の映像位だったので、
遠目に見ると水たまりが拡がっている様にさえ見えた。
でも、最初のその映像でさえ、私は被害が多くなるだろうと思った。
だって、スマトラ島沖地震 (2004年)の時、あれだけ人間が無力で
ただ、漂って行くだけで何も出来ず、
多くの人々が亡くなったのだから、
今回だけ、大丈夫な筈がない。

こんな事を思い出しながら、
「4デイズ」の様な事が万一、日本で起きたら、、、
きっと、津波の流れに身を任せるように、日本だったらなるだけだろうな。
いかにもアメリカだな~と感じがしなくもないけど、
アメリカだからこそあり得る危機だろうし、対策も取っている。
そして映画にもなるんだろうな。

私はよく、「物事の本質は極端に強調すると良く判る」と言う事を部下に説明する時がある。
物事の分別(ふんべつ。「ぶんべつ」だと燃えるゴミと燃えないゴミになります(笑))を判断する時などに説明します。
例えば、「10円を無くしても諦めるけど、10万円だったらどう?」
といった感じです。

「4デイズ」では、極限状態から、なお一層強調された選択肢を考える機会になった。

数字として表現される事の誤解。
例えば、飛行機事故を例にして考えると、
アメリカの国家運輸安全委員会 (NTSB) の行った調査によると、航空機に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.0009%であるという。
でも、これって私達の「からだ」の0.0009%が死んで残りは無事に成る訳ではない。
もし、自分が事故にあったら、それは自分に取って100%死を意味するのであり、
事故に合わなければ死なない訳である。

その様な「統計的な数字」になると、人質一人の命と住人○○万人の命の比較。
あるいは、「4デイズ」の映画の場合の犯人の生命と米国の数100万人の命の比較。
個々の人生や人格を考えると、飛行機事故の様な数値で比較して欲しくないが、
米国と言う国レベルで考えると数値的な判断になるのかもしれない。
その両者の比較。
個々の生命の視点と国レベルでの生命の比較。
例で挙げた飛行機事故の0.0009%と考えるのか、100%か0%と個人として考えるのか?

「人命は地球より重い」のか。
勿論、人の命は尊く重い。
不本意な死はやはり嫌だし、不本意に何かを強要されて生きる事も、もしかしたらその個人にとっては死を意味するかもしれない。
そう考えると、やはり、難しい。

そんなこんなを考えながら観た映画だった。
「アメリカだからの映画かな~」と思ったりもした。
「スリーデイズ」も最初はアメリカの映画として観ていたので
「アメリカ映画の割にはアメリカっぽくないな」と思っていたのが、
フランス映画「すべて彼女のために」のハリウッドリメークと判った時に納得出来た。

簡単に「4デイズ」の感想を「スリーデイズ」よりは良かった。とだけ書くつもりが途中から悪い癖で脱線して長くなった。
ごめんなさい。

「4デイズ」のラストは、
映画は途中の伏線の通りの結果になったけど、その映像は無かった。
娯楽映画ではなかったので、笑うとこは無かったけど、日常生活から離れて極端な体験を疑似的にして、
物事を考える良い機会になった。
そういう意味では「いい映画」だった。
でも、買い付けしている会社のチカラなのか知りませんが、
全国で10ヵ所程度でしか上映されていないのは残念かもしれません。

このブログでも書きましたが、映画「モンスターズ/地球外生命体」は、製作費1万5000ドル(120万円位)で制作出来て話題だったのですが、
「4デイズ」もサミュエル・L・ジャクソンさんとかにギャラをタダにして貰ったりしたら、SFでもないし尋問室がメインだったので、
その気になれば出来るのかもしれない。
もしかしたら、モンスターズは「製作費1万5000ドル」自体が映画のテーマだったのかもしれないですね。

やはり、映画って良いですね~♪(水野さん風)
またまた脱線だらけでした。
次回こそ、脱線しませんね。

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